心がときめく時代劇
多様な意見が出るのは当然で、女優陣には辛口の意見もあった。
「こんなに熱心に見るドラマは久しぶりですね。ヒロインたちがちょっと物足りないので奮起してほしいですが……。それにしても、粛宗とテギルの対面シーンは本当に良かったです」
ヒロインたちは苦言を呈されたが、タムソを演じるイム・ジヨンにしても、序盤の緊張感がやわらいできて、演技も良くなってきている。中盤以降のイム・ジヨンに大いに期待したい。
恋愛ドラマのように心がときめくという意見もあった。
「『テバク』は本当に大当たりです。すごく期待できます。粛宗の前で、師匠、テギル、ヨニングンがお互いに刃を競ってぶつかりあいましたが、粛宗は知られざる微笑だけを浮かべていました。ドキドキしました。恋愛ドラマではなく、時代劇を見て、どうして心がこんなにときめくのでしょうか」
その心情はよく理解できる。ラブストーリーでなくても心がときめくということは、ドラマを見ていてよくあることなのだ。
なお、『テバク』を取り上げた記事が、演技より視聴率の結果ばかり報じているという不満の声もあった。
「面白ければ、それでいいのに……。党派の戦いでもあるまいし、視聴率を持ち出して1位だとかビリだとか……。本当に韓国の記者たちは他に書く記事がないのか」
ドラマの記事を書く記者にとっては耳の痛い意見だ。(ページ3に続く)