兵役の仕組み3
◆軍隊を最小単位からいうと、分隊→小隊→中隊→大隊→連隊→旅団→師団となる。師団は少将がトップになるのが一般的で、兵員は1万人くらいが多い。この師団が40ほど集まって韓国の陸軍が成り立っている。
◆陸軍は、入隊から3カ月で二等兵から一等兵になり、次に7カ月で上等兵になる。ここまで昇格すると、軍隊でも余裕ができる。夕食後の休憩時間に自分の好きなことを楽しめるようになる。
◆真冬の陸軍兵士を悩ませるのが「警戒勤務」。いわゆる歩哨のことである。警戒勤務は1時間交代。2人一組で弾薬庫や軍幹部の宿舎などを警護する。真冬の夜中に警戒勤務をしたときは、あまりの寒さに、終わってから布団に入っても身体が震えて寝られないという。
◆軍隊に行った人に「何が一番つらかった?」と尋ねると、たいてい雪上訓練と答える。真冬の戦闘を想定し、厳寒期に雪の上にテントを張って何日もひたすら寒さに耐える訓練だ。韓国軍の訓練はすべて寒い北朝鮮との戦闘を想定したもの。雪上訓練は特に重要なのである。
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韓流スターの兵役が気になったらこれだけは絶対に知っておこう!