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カテゴリー:韓国紀行
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康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」珍島1/韓国で3番目に大きい島
韓国南部の南海(ナメ)の街からバスに乗り、延々と続いた穀倉地帯が尽きると、目の前に大きな橋が見えてきた。1984年に完成した珍島(チンド)大橋である。長さは500メートル。下の海をのぞいたら、潮の流れ… -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島19/帰りのフェリー
最初の船は9時50分に出航した。私は、デッキの一番後ろに立ちながら、小さくなっていく青山島をずっと見ていた。その名のとおり、青い山が美しい景観を作っている島である。「田舎のネズミ」だったら、一生離れた… -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島18/地方での喫茶店運営
私は韓国の地方を旅行するとき、1人でよくタバンに入る。タバンは漢字で「茶房」と書くが、日本的にいえば古めかしい喫茶店のこと。たいていは女性が1人で切り盛りしていて、なぜかみんな「訳(ワケ)あり風」なの… -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島17/のんびりした喫茶店
相変わらず霧が深い。時間つぶしに、船着場の真ん前の喫茶店に入った。30代半ばの女性主人と2人の男性客がにこやかに談笑していて、他に客はいなかった。店内は異様に広い。そんなに客は入らないだろうと思われる… -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島16/大盛りの朝食
午前8時になっても、霧は晴れるどころかさらに深くなっていった。空腹を覚えたので朝食でも食べようと思い、食堂を探した。そうしながら、ぶらぶらと港のまわりをのんびりと歩いてみた。 [caption … -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島15/霧で欠航
宿泊した翌朝は、午前6時半に出るフェリーで島を離れようと思っていた。6時10分に外に出ると小雨が降っていて、あたりは霧で霞んでいる。「もしや」と思って乗船券売場へ行くと、窓口には誰もいなかった。そばに… -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島14/田舎に暮らすこと
港近くの旅館に泊まった。韓国の旅館は一般的に素泊まりなので、食事は外の食堂へ出かけることになる。港の周辺を散歩しながら、水槽の中の魚が最も生きがよく見える食堂に入った。50代の夫婦が切り盛りしている店… -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島13/実直な人
3時間近く島を案内してもらってから、再び港に戻ってきた。タクシーのチャーター料金は5万ウォン(約5000円)で、妥当な金額だった。ジェファンさんの人柄のおかげで、青山島の印象はさらによくなった。 … -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島12/孤独にじっと耐えている潔さ
青山島の北西にあるチリ海岸に向かった。1キロメートルにわたって続く白い砂浜と、それを見守るように立つ松林。海の水も青く澄んでいて、視覚に入る構図のすべてが絵になっていた。 [caption id… -
康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島11/『西便制』の舞台
確かに、ハルモニにはよくわからないだろう。古いだけの家にどんな価値があるのか、と。しかし、映画やドラマを制作する側からみれば、古い民家ほど絵になる。家は年月を経て風格が出るものなのだ。 [cap…