『二十五、二十一』の名場面を振り返る1「最後の5分」

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韓国tvNで放送された『二十五、二十一』はナム・ジュヒョクとキム・テリが主演する青春ドラマの傑作だ。ネットフリックスでも配信されているが、このドラマの魅力を様々に考えてみよう。

画像提供=tvN




心地よい快感

監督、脚本家、俳優が才能豊かな三位一体となって素晴らしいドラマが出来上がっていくが、その中でも『二十五、二十一』はとてつもない傑作だ。
どんなにドラマが好きで数多く視聴していても、心にずっと残る究極の作品は誰でも数本しかないとすれば、『二十五、二十一』はその数本に割って入ってくるドラマだと思える。素直にそう感じることができる。
韓国での放送は3月6日で第8話が終わった。ドラマの半分が放送されたわけで、その魅力を語ろうとすれば山ほどあるのだが、今回は「最後の5分」について語りたい。つまり、各話のエンディングについて、である。
連続ドラマの場合、視聴者に次回も見てもらいたいので、各話のエンディングは凝った終わり方になる。制作側が「いかにも何か特別な仕掛けがありますよ」という雰囲気を漂わせ、静止画像をもって各話が終わるというのが韓国ドラマの常套手段である。
実際、これだけ韓国ドラマを見ていると、各話のエンディングは「そんなに特別でもないことが多い」というのがわかっているのだが、『二十五、二十一』はまったく違う。本当に、凝りに凝ったエンディングになっていて、ストーリーの展開と映像の鮮烈さが際立っている。




それゆえ、『二十五、二十一』は「最後の5分」が終わったときの余韻がずっと心に残る。それは、なんと心地よい快感であることか。
第8話のエンディングも素晴らしかった。ナ・ヒド(キム・テリ)が、会ったこともないパソコン上の相談相手と初めて出会うシーンだった。お互いに黄色いバラを1輪持って公園で会うことになったが、実はその相手というのがコ・ユリム(キム・ジヨン)なのだ。先に相手に気づいたのがコ・ユリムのほうで、彼女は付き添ってくれていたペク・イジン(ナム・ジュヒョク)に花を渡して立ち去ってしまった。
代わりに花を持っていたのはペク・イジン。それに気づいたナ・ヒドは、とても会いたかった相手がペク・イジンであると錯覚した。そして、ナ・ヒドのアップで第8話が終わった。
それは、ナ・ヒドが「運命の人」に本当に恋していることを自覚した瞬間でもあった。
毎回素敵な場面で終わる『二十五、二十一』。このドラマが最終話で本当に終わるとき、果たしてどんなクライマックスが待っているのだろうか。
期待に胸を震わせる、というのは、まさにこのことかもしれない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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