『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の魅力的なキャストたちに感激!

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人気を集めているドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、自閉スペクトラム症を持つ新人弁護士ウ・ヨンウ(パク・ウンビン)が主役のストーリーだ。彼女は、心の葛藤を抱えながら、天才的ひらめきで事件を解決していく。

画像=ENA




ヨンウとジュノの初々しい関係に癒される

法務法人ハンバダで働くイ・ジュノ(カン・テオ)とヨンウの初々しい関係が、毎回少しずつ発展していくのが楽しみだ。
カン・テオはドラマ『39歳』にチャイナタウンのシェフのパク・ヒョンジュンの友人で出演していた。
サプライズだったらしく短い時間だったが、笑顔が素敵だった。
また、二人をどうにかしようとヨンウに色々と面白いアドバイスをしているのが、高校からの親友トン・グラミ(チュ・ヒョニョン)だ。
グラミは、同級生からいじめを受けているヨンウを助けた。その時からヨンウはドラミといると安全だと言い、自分から友達になってあげると言う。このあたりの言い方が何とも可愛らしい。
この二人の挨拶が愉快だ。
グラミが、「ウto theヨンto theウ」
ヨンウが、「トンto theグto theラミ」
そして最後に二人で「ハッ!」
大きく腕を振りながらこう言っているらしい。らしい……と言うのも二人が軽快に早口で言っているので、なかなか聞き取れなかったからだ。




だが、二人の息の合った仲の良さがわかる楽しいやりとりだ。
そして、ドラミに心を許してジュノに対する思いを話すヨンウに、「彼が混乱するように優しくする」などと、アドバイスをする。
ちょっと良くわからないアドバイスだが。
面白いのは、グラミが職場の店主に、「好きな人にどんなことをする?」と聞くと店主が、「車のドアを開けたり、一緒に歩くときは道路の内側を歩かせる。荷物も持つよ」と言う。
ヨンウはジュノと二人の時にその言葉を思い出して、「この場面がきた!」とばかりにジュノをエスコートする。なんと素直なヨンウだろう。
店主の言っている事は、男性が女性にしてあげる事だが、それをジュノにしてあげているヨンウの可愛い仕草と笑顔を見たら、もう可愛くてたまらない。
面白くて自然に私も笑っていた。
ある時、会社の回転ドアのところでジュノがヨンウに息を切らしながら、「好きです。好きすぎて、これじゃ……まるで病気です。」と言うシーンがある。




二人の洋服の色が、同じ淡いトーンでまとまっていて、二人のお互いを思う気持ちが想像できるとても好きなシーンだ。
告白された時のヨンウのどうしたら良いかわからない、といったような目の動き、指先の動きなどドキドキしてしまう。
カン・テオも優しい眼差しで、自分の気持ちを誠実に伝える好青年を演じている。
パク・ウンビンとカン・テオの演技が素晴らしいから、こんなに爽やかにこのドラマが仕上がっているのだろう。
このドラマはキャストがみんな素敵で、それぞれ他の出演作も見たくなる。
ただひとつ心配なのは、クォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)の存在だ。
ヨンウと同じく新人弁護士のミヌは、ヨンウにライバル心むきだしだ。
これから彼のすることが、ひと悶着おきそうで油断ができない。
しかし、根っからの悪党ではないことは見ていると感じる。
いつか改心するであろう事を期待する。
この先の展開がとても楽しみだ。

文=須坂のりこ

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