時代劇の歴史解説の本でさらにドラマを楽しく見よう!

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韓国時代劇を楽しく見るためには、舞台になっている朝鮮王朝のことを理解することが欠かせない。韓国の人は自国の歴史なのでよく知っているが、日本の人はそうではないので、少なくともドラマの時代的な背景がわかることがさらに作品を面白く見る秘訣になっている。その際に役立つのが「新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物」(実業之日本社発行)である。

『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』(著者・康煕奉〔カン・ヒボン〕/実業之日本社発行)




朝鮮王朝の3つの特徴

「新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物」の著者の康熙奉(カン・ヒボン)氏は朝鮮王朝について次のように語っている。
「朝鮮王朝の宮廷の中では、国王・王妃・側室・高官・女官といった様々な立場の人たちが絡み合いながら、権力闘争が繰り広げられていきました。そんな朝鮮王朝には3つの大きな特徴がありました。1つ目は国王を頂点とする中央集権国家だったということです。国王の権力が絶対だったので王位継承があれほどもめたのです。2つ目は国教が儒教だったことです。儒教は人間の序列を認める思想があり、結果的に厳しい身分制度が容認されました。3つ目は官僚同士の党争が激化したことです。そんな派閥闘争は韓国時代劇の格好のネタになりました」
以上のような特徴をもった朝鮮王朝を取り上げた本書は、時代劇に即して歴史がわかりやすく解説されている。
実際、時代劇を見ている人の中では、どこまでが史実でどこからがフィクションなのかということを気にする人が多い。そこで、本書ではドラマを面白く見るための史実の解説に力を入れている。
それゆえ、より身近に朝鮮王朝の歴史に入っていくことができるのである。
また、歴代王のデータ、朝鮮王朝の制度とその暮らし、などが豊富な図表で説明されていて、時代劇を見ていてちょっとわからない部分があれば、それを一目で確認できる構成になっている。




〔著者紹介〕
康 熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人二世。韓国の歴史・文化や日韓関係を描いた著作が多い。主な著書は「悪女たちの朝鮮王朝」「韓流スターと兵役」「いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史」「韓国ドラマ&K-POPがもっと楽しくなる!かんたん韓国語読本」など。最新刊は「新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物」

〔書籍情報〕
書名/「新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物」
著者/康熙奉(カン・ヒボン)
発行/実業之日本社
価格/1000円+税

〔本書の内容〕
第1章 傑作時代劇が謎めいた歴史を面白く見せてくれる
第2章 王になるとこんな人間になってしまうのか
第3章 わかりやすく読み解く朝鮮王朝の暮らしと制度
第4章 凄い人物が壮大な歴史を動かしてきた!
◇朝鮮王朝なるほどQ&A
◇超・概説/朝鮮王朝の歴史
◇歴代王の一覧表
◇歴代王の系統図

絶対に面白い韓国時代劇を楽しむための新刊「朝鮮王朝の歴史と人物」!

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