ペク・イジンが言った「ミッチゲッタ」をどう訳すか/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』17

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ナム・ジュヒョクが演じたペク・イジンのセリフを思い出していて、真っ先に浮かんだ言葉が二つ。一つは、第9話のラストシーンで彼が言った「虹は必要ない」だった。このセリフも良かったが、気になるのはもう一つだ。それは?

画像提供=tvN




ペク・イジンの感情

第13話のラストシーン。
キム・テリが演じるナ・ヒドをそのまま置いて、ペク・イジンは家に戻ってしまった。
外は雪が降っている。
ナ・ヒドの悲しみは大きい。
見ていて胸がしめつけられた。すると、ガシャンと扉が開く音がして、急にペク・イジンが現れてナ・ヒドの帽子を取った。
そして、ペク・イジンがナ・ヒドにキスをした。
感情が高ぶったペク・イジン。彼は「ミッチゲッタ」と言った。
字幕では「まいったな」となっていた。
でも、違う。ペク・イジンが言った「ミッチゲッタ」は「まいったな」ではないと思える
それでは、日本語でどう訳せばいいだろうか。




いろいろ考えてみて、あのときのペク・イジンの感情を表すとしたら……。
「どうにかなりそう」
「好きでどうしようもない」
こんなニュアンスではないだろうか。
ペク・イジンはナ・ヒドにキスをして、「もうどんなことがあってもヒドを離さない」と思ったはず。その感情こそが「どうにかなりそう」「好きでどうしようもない」というセリフなのかも。
ペク・イジンが言った「ミッチゲッタ」を日本語にするなら?
みなさんなら、どう訳すだろうか。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

最後の5分/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』1

ハラボジの応援/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』2

あのトンネルを抜けたら何が見える?/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』18

関連記事

  1. 『シスターズ』はスリル満載で気が抜けないドラマだ

  2. その年の夏は私たちのものだった/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』8

  3. 『赤い袖先』で国王と宮女の愛の行方にワクワクする

  4. 見逃したドラマをここで見る1『気象庁の人々』

  5. 韓国ドラマのツボ2「韓国で通じる話」

  6. 『悪の花』は衝撃的だが切なさもあるサスペンスラブストーリー!

  7. 『コッソンビ』特集2/不思議な事件が起こる

  8. キム・ユジョンとアン・ヒョソプが主演する『紅天機(ホンチョンギ)』がいい!

  9. 快進撃を続ける『青春ウォルダム 呪われた王宮』!

PAGE TOP