『シスターズ』で釈放されたインジュに豆腐を食べさせた理由は?

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人気を集めた『シスターズ』で、釈放されたインジュ(キム・ゴウン)に対して出迎えたジョンホ(カン・フン)が豆腐を用意した場面がありました。そこにはどんな意味があったのでしょうか。その背景を説明します。

画像=tvN




豆腐を食べて身を清める

韓国ドラマでは、警察署や刑務所から出てくるときに出迎えた友人や家族が豆腐を持っていて、出てきた人に食べさせるシーンがよくあります。
これは、「豆腐を食べることで新しく生まれ変われ!」という儀式の一つなのです。
出てきた人は今までの罪を悔い改めて新しい人生を始めなければなりません。そんな決意を、豆腐を食べることによって表すのです。まさに豆腐は再出発の門出を祝うご馳走と言えるでしょう。
さらに、真っ白な色も関係しています。
韓国人は服装などで原色を好みますが、そういうカラフルなファッションが多いからこそ、純白がかえってよく目立ちます。
民族的に「白は身を清めるというイメージ」がとても強いのです。それゆえ、警察署や刑務所から出てきたときは「豆腐を食べて身を清めて、新しい人生に踏み出そう」と友人や家族が励まします。




また、豆腐を食べる儀式というのは、見た目でも絵になります。それゆえ、韓国ドラマで多用されているのです。
『シスターズ』でのジョンホは、豆腐を小さく切って食べやすくしていました。ジョンホの思いやりがこもった場面でした。

文=「ロコレ」編集部

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