ドラマで理解が深まる韓国の生活スタイル「第6回/わかめスープ」

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食べ物にまつわる習慣を見てみよう。韓国では誕生日にわかめスープを飲む習慣がある。これは鯨が子どもを産んだ後にわかめを食べることに倣った習慣のようで、韓国女性は今でも出産後2~3週間くらいはわかめスープを飲む。




韓国のゲンかつぎ

女性が出産後にわかめスープを飲む習慣が転じて、今では誕生日にもわかめスープを飲むようになってきた。
このわかめスープ、自分で作ってはだめで、誰か他の人に作ってもらわないといけない。
韓国ドラマの中にも、女性が彼氏の誕生日にわかめスープを作ってあげるというシーンがよくある。
とても微笑ましい場面だ。
次に、他の食べ物の話題を見てみよう。
日本以上に受験戦争が熾烈さを増している韓国では、特に母親が息子や娘以上に熱心に受験に取り組んでいる。
そして、受験につきものの食べ物がもちである。
韓国の中でも特に受験熱の高いソウルでは、母親たちは受験日が近づくと自分の子どもが受験する大学の正門に、惜しげもなくもちをべたべたと貼り付ける。




この奇怪な行動にはもちろん理由がある。
韓国語では「大学に合格する」ことを「大学に付く」と表現するのだが、この「付く」という表現をそのままもちが付きやすいことに掛けているのである。
さながら日本でいうところの「トンカツを食べる」といったゲンかつぎのようなものなのである。

文=「ロコレ」編集部

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