韓国社会のルールブック「第2回・料理」

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料理の皿数は大歓迎の証明

韓国の地方をまわる楽しみはやはり郷土料理の美味しさだが、たまに困惑するのは、1人で定食を頼んだときでも、テーブルから皿がこぼれるばかりに料理が並ぶこと。メインの料理以外は無料のサービスなので甘んじて受けるが、食べきれるわけがない。
ふと、となりの席を見る。4人が座っているが、その4人分の料理と、私1人の量がほとんど変わらない。
こちらは1人なので、それに見合った量だけでいいのに、食堂側はそういう計算をしないで、大盤振る舞いに徹する。その結果、食べ残される料理の量は韓国全土ですさまじい規模に達するに違いない。
最近もソウルに行って美味しい海鮮料理の店に招待してもらったのだが、気が大きくなった招待主があまりに多くを注文しすぎて、大量に残す羽目になった。




いくら美味しくても、食べられる量には限界がある。それを考えて、少しずつ注文するのが得策なのだが、韓国では「料理の皿が多いのは大歓迎の証明」と考える人があまりに多い。
かくして、会食の席で「食べ残さない程度の注文」に抑えることがかなり難しい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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