韓国社会のルールブック「第35回・葬儀」

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韓国の葬儀は、日本とそっくりな習慣もあれば、まったく違う部分もあります。異なっているのが、葬儀を行なう場所です。日本では専門の斎場で行なう場合が多いのですが、韓国ドラマを見ていると、よく病院に弔問に訪れています。それはなぜなのでしょうか。




多いのは儒教式の葬儀

韓国の場合、都市部の病院の多くには地下などに斎場が併設されていて、病院で亡くなった場合には、そのまま病院内の斎場で通夜や葬儀が行なわれます。
その斎場はたいてい葬儀会社が運営しています。
そして、故人の臨終の知らせを受けた人たちは、病院に併設された斎場に次々に弔問に訪れるのです。
また、葬儀で日本と韓国が大きく違うのが土葬の習慣です。最近は韓国の都市部ではかなり火葬が増えてきましたが、地方は今でも土葬が当たり前です。風水で選んだ土地に土葬をしますが、多くは丘の中腹が選ばれます。そういう場所に小さな古墳のような墓がある場面は、ドラマでもよく見られます。
なお、仏教徒やキリスト教徒が多い韓国では、お寺や教会で葬儀を行う人もいますが、圧倒的に多いのが儒教式です。
古来より続く伝統的な葬儀を今も受け継いでいるのです。




まず服装ですが、男性はパジチョゴリと呼ばれる民族衣装、女性は白のチマチョゴリを着るのが一般的です。
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