パク・ボゴムが兵役のために海軍に入隊したのは2020年の8月末のことだった。その後に韓国で放送されたのが主演作の『青春の記録』である。このドラマは、夢に向かって前に進む若者たちの意欲と努力を描いている。
彼の除隊を待ちながら
『青春の記録』は、自分たちの夢に向かって努力していく若者たちを描いていた。
そういう意味では、現代に生きる若者たちの青春群像劇であった。
それと同時に、家族の大切さも強調していた。
ストーリーを見てみよう。
パク・ボゴムは26歳の主人公サ・ヘジュンに扮している。彼は、一流の俳優を目指して常に努力を重ねている。目標は遠いが、絶対に一流の俳優になってみせると奮闘している。
そして、ヒロインを演じるパク・ソダムが扮するのは26歳のアン・ジョンハだ。彼女はメイクアップアーティストのアシスタントだ。顧客からはとても気に入られているのに、上の人間にいじめられてしまう。
このように、サ・ヘジュンとアン・ジョンハという2人の男女が、青春の真っ盛りに大いに飛躍を目指す姿を描いているのが『青春の記録』だ。
ドラマでは主人公2人のメインストーリーだけでなく、ヘジュンの家族も詳しく描かれている。
ヘジュンは5人家族だ。両親と兄と祖父と暮らしている。
母は裕福な家で家政婦をしている。
ヘジュンをよく理解し、彼を必死に応援している。
大工をしている父と銀行員になった兄は、ヘジュンに対する最大の抵抗勢力だ。ヘジュンは常に批判され、ときには叱責される。
俳優を目指していることも大反対されている。父と兄を説得することも、ヘジュンにとってはとても重要なことだ。
しかし、大変難しい。
そんな状況なので落ち込むヘジュンだが、いつも祖父が励ましてくれる。祖父は最大の理解者だ。
このように5人の家族がどのように生きていくのか。それが『青春の記録』のサイドストーリーになっている。
兵役に入ってから1年になるパク・ボゴムは、今、このドラマをどう振り返っているのだろうか。彼の除隊を待ちながら、もう一度『青春の記録』を見てみよう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
パク・ボゴムが主演する『青春の記録』は「家族の記録」でもある!