韓国のビックリ/特選J「コリアンタイムとは何か」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

20年ほど前にソウルへ取材に行ったとき、ロッテホテルのロビーでよく人と待ち合わせをした。そのとき、来る人がほとんど30分くらい遅れてくる。理由はきまって「渋滞がひどくて」。私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)は笑って相手を迎えたが、腹の中はイライラしていた。




古典的な言い訳

当時、ソウルの渋滞は名物だった。道路は混んでいるのが当たり前であった。
そうであるならば、待ち合わせをしている以上、渋滞を見越して早めに出掛けるのが常識であろう。それなのに、いつもどおりにのんびり出掛けて、時間に遅れたら渋滞を理由にしている。
「なるほど。これがコリアンタイムか」
そう納得するしかなかった。
韓国の書き手に原稿を依頼したときも、イライラすることが多かった。
締め切りを守らない人が多すぎるのだ。催促の連絡をすると、プツリと行方不明になる。何度も催促して、ようやく連絡が取れると、「いやあ、伯父さんが亡くなってねえ」と古典的な言い訳が返ってくる。
「締め切りを守るという概念が希薄なんだな」
そう考えるしかなかった。




ただ、日本が時間にうるさすぎるのかもしれない。
世界中を旅行したわけではないが、日本ほど時間に厳しい国は他にないのではないか。待ち合わせに5分遅れたら、もう携帯電話に問い合わせの連絡が入っている。
そんな経験が何度もある。
社会全体が「時間を守ろう」という意識でがんじがらめになっている。
(ページ2に続く)

韓国のビックリ/特選A〔韓国の老舗とは?〕

韓国のビックリ/特選B〔韓国料理の特徴とは?〕

韓国のビックリ/特選C〔朝鮮王朝の死罪の方法とは?〕

韓国のビックリ/特選H「韓国ではどのように酒を飲むのか」

韓国のビックリ/特選I「韓国社会を支える女性たち」

ページ:

1

2 3

関連記事

  1. 【まさか?】韓国旅行で体験した驚きの出来事とは何か

  2. 韓国の日常生活「布団」

  3. 自分に合った傑作を見つけるための『韓国ドラマ!推しが見つかる究極100本』

  4. 韓国のビックリ/特選L「韓国では割り勘に抵抗を感じる人が多い」

  5. 宮廷料理の成り立ち2「豊かさと繊細さの起源」

  6. 韓流20周年の軌跡と奇跡4「自分を演じる韓国社会」

  7. 韓国ドラマを見ていると「方言」の違いが面白い!(特別編)

  8. 『朝鮮王朝と現代韓国の悪女列伝 魔性の女の栄華と転落!』

  9. 韓国は日本のW杯16強をどう伝えたか

PAGE TOP