2月20日に韓国で放送が始まる『ヴィンチェンツォ』が大変な話題作になっている。主役はソン・ジュンギ。いよいよトップ俳優が満を持して新作ドラマで華々しい活躍を見せていく。
彼のターニングポイント
『ヴィンチェンツォ』の豪華キャストが凄い。
主役のソン・ジュンギに加えて、チョン・ヨビン、2PMテギョン、ユ・ジェミョンらが集結している。そして、「快感バスター」(快感+ブロックバスター)と呼べるほどのスリリングな展開を見せていく。
それにしても、イ・ジュンギの活躍は本当に楽しみだ。
今までの韓国芸能界には飛び抜けた存在感を誇ったスターが過去に何人もいたが、そうした先輩俳優の全盛期と肩を並べたと言えるのが、現在のソン・ジュンギだ。
まさに、彼は「輝かしい栄光に包まれた俳優」と言える。
そんなソン・ジュンギにもターニングポイントがあった。
それは、2015年5月26日のことだ。
この日、ソン・ジュンギは、軍事境界線の近くで行なっていた兵役の軍務を終えて除隊した。
彼は軍隊生活をこう振り返った。
「つらいことは特になかったですね。むしろ最前線で生活をして、俳優というより人生において良い経験になったと思います。1年9カ月間、とても貴重な経験をしました」
さらに、ソン・ジュンギはファンに除隊の挨拶をした。
「ファンの方々が送ってくださった手紙や小包の一つひとつが、本当に大きな力になりました。心から感謝しています」
そう語って頭を下げるソン・ジュンギの姿こそが、ターニングポイントだったのではないだろうか。
そのときの表情は本当に精悍だった。甘いマスクと柔らかいイメージで人気を集めていた俳優が、それに加えて、芯がしっかりした力強いイメージを新たにファンに与えた。それ以後、『太陽の末裔』を初めとして新しいソン・ジュンギの俳優人生が堂々と始まったのである。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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