チャン・グンソクなら『テバク』を見なければならない(後編)

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

まさに「背水の陣」とも言える決意で『テバク~運命の瞬間(とき)~』に主演したチャン・グンソク。彼は今までの実績を捨ててでも、新しいドラマに果敢にチャレンジするつもりだった。

写真=韓国SBS『テバク』公式サイトより




大きな手応え

チャン・グンソクにとって、名優との競演が最良の刺激となっていた。
たとえば、第9話でテギルは初めて粛宗(スクチョン)と対面する。この時点では、まだテギルは粛宗が自分の父であることを知らないのだが、王の前にいるので緊張を隠せない。このあたりの臨場感をチャン・グンソクは的確に表現した。
一方の粛宗。素性がわからない若者を警戒していたが、同時にどこか温かく見守る部分もあった。
2人は実の親子。そのことを粛宗はうっすらと感じていたのか。
とにかく、粛宗を演じたチェ・ミンスには、さすがと思わせる名優の風格が備わっていた。しかし、チャン・グンソクも負けていない。感動的な場面では、2人が見事に呼吸を合わせていた。
『テバク』の終盤でも、ドラマはめまぐるしい展開となったが、その中でチャン・グンソクはストーリーを大きく動かす堂々たる演技を繰り広げていた。




2016年6月14日に『テバク』の放送が終了したあと、チャン・グンソクは次のように感想を述べている。
「作品を通して、私が一体なぜ俳優を続けているのかという理由を見つけ出すことができました」
この言葉を聞くと、チャン・グンソクが『テバク』を通してどれほど大きな手応えをつかんだかがわかる。
その「手応え」は今も彼の中に残っている。兵役を経て芸能界に戻ってきたチャン・グンソクが、今度はどんな姿を見せてくれるのか。
今後の彼に大きく期待したい。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

チャン・グンソクなら『テバク』を見なければならない(前編)

チャン・グンソクなら『テバク』を見なければならない(中編)

『テバク』では名優たちの演技に魅せられる!

『テバク』はチャン・グンソクにどんな成果をもたらした?

歴史がわかれば『テバク』がもっと面白くなる

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る