根強いファン層に支えられて
第3次韓流ブームは今が真っ盛りだ。
日韓関係は政治的に悪化して、世論調査で「韓国が嫌い」と答える日本人は増えたのだが、「韓国が好き」という人は減っていない。これが心強い。政治に関係なく、若い人たちは情熱的なカルチャーとして韓流を楽しんでいる。
今や韓流は「ブーム」ではなく、日本の大衆文化の中で「ジャンル」として定着してきたと言える。
「ブーム」なら一過性なのだが、「ジャンル」となれば根強い人が支えていて、そう簡単に衰退することはない。そういう意味で「第3次」を支えているファン層は固い。
そんな中で、BTS、TWICE、IZ*ONEなどのさらなる活躍が期待される。特に、TWICEとIZ*ONEは日韓ポップスの広がりを感じさせるグループで、今後も日本での多面的な活動が予定されている。
間違いなく、韓流はエネルギッシュに動いている。
K-POPでは次々と新しいスターグループが誕生しているし、ドラマの分野でも企画力に優れた作品が放送されている。
今後もしばらくは韓流が日本を熱くする。
文=康 熙奉(カン ヒボン)