演技に対して誠実な心で接する
――『初恋』でペ・ヨンジュン氏と共演されていましたね。兄弟の役だったのですが、あの時期、お二人はどのようなお付き合いをしていたのですか。
「私は弟のように思っていました。その頃、ペ・ヨンジュン氏は新人でした。私はいろいろ出演していましたので、彼に演技のアドバイスをしたり、たくさんの話をしました。プライベートでは、『焼酎をおごってくれませんか』と言われたことがあるので、一緒に飲んだりしましたよ。また、妻たちと一緒にスキーに行ったこともあり、妻も弟のようにかわいがっていました」
――演技力を向上させるため、今までにどんな苦労をされてきましたか。
「努力してきたのは、演技に対して誠実な心で接するということ。そして、いつも自分の演技に懐疑的であるということです」
「具体的には、飢えるということの苦しさを忘れないようにしています。何も持たない人たちがごはんを食べるために、パンを食べるためにどれだけ苦労したのだろうか。それを考え、その気持ちで演技をしています。そして、誠実さと情熱を持って演技をすれば、何でもできるのではないかと思います」
インタビュー実施年=2008年
構成=「ロコレ」編集部