新大久保の気楽で面白い歩き方(再読版)

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スタッフに何でもやってもらう

とにかく、客は待っていてはダメ。なんでもかんでも主張して、スタッフにどんどん動いてもらえばいい。それが韓国料理店での鉄則だ。
たとえば、次のように……。
店に入ったら自分が座りたい席をはっきり言う。座ったらメニューを持ってこさせる。料理が出てくるのが遅かったらすぐに「早く持ってきてください」と催促する。他にもことあるごとにスタッフを呼んで、「水をもっとください」「ご飯の代わり!」「あっちの席に移りたいんだけど」と希望を述べればいい。おそらく、スタッフは嫌な顔もせずに対応してくれるだろう。つまり、一見そっけないけど、やることはきちんとやってくれるのである。




これが、日本の店ならどうだろうか。
スタッフは愛想がいいのだが、客がいろいろと注文をつけると笑顔が消えてだんだんそっけなくなるかも。ここに微妙な違いがある。
要するに、韓国料理店に入ったら、客はただ黙っていてはいけないのだ。なんでも、スタッフにしてほしいことをズバリと言い続けていこう。
日本では「物言う客」に慣れていないケースが多いが、韓国料理店では客が注文をつけるのが当たり前なので、引け目に感じることはない。
(ページ3に続く)

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