『冬のソナタ』の第1回がNHK・BSで放送されたのが2003年4月。その放送開始を韓流ブームの先駆けとすると、今年で日本の韓流も15年になる。改めて記念碑的な傑作にスポットを当ててみたい。
五輪では回転と大回転の舞台
『冬のソナタ』がいつまでも心に残るのは、美しい風景を背景とした名場面と名セリフが多かったからだ。韓国各地をめぐったチュンサンとユジンの思いが見る人の心に伝わり、いつまでも色褪せない。
その中でも、平昌(ピョンチャン)にある龍平(ヨンピョン)リゾートは重要なロケ地だった。その開発事業でミニョン(チュンサン)とユジンが一緒に仕事をするようになって物語が大きく動いていったからだ。
龍平リゾートは2018年平昌オリンピックで会場の1つになった。「ドラゴンバレー」と称されるスキー場で男女の回転と大回転が実施されたのだ。
「まさかオリンピックの大舞台になろうとは」
15年前には想像もできなかったことだが、現実はとてもドラマチックだ。
そんな変化に驚きながら、心は追憶に向かっている。龍平リゾートで撮影された『冬のソナタ』の名場面を思い出しながら……。(ページ2に続く)
『冬のソナタ』を撮影した龍平(ヨンピョン)リゾートで平昌五輪開催!