報酬の減額に応じた俳優たち
結局、主役級俳優が受け取る高額報酬の件は韓国ドラマ界の大問題に発展し、ドラマプロデューサー協会の積極的な呼びかけもあって、大物俳優が自ら出演料の減額に応じるようになった。
テレビ局や制作会社が苦境にあるとき、俳優が従来のように高額な報酬を受け取れば、批判されるのは目に見えている。
その点を俳優たちも自覚していたのである。
韓国では、スターはみんなの模範にならなければならない存在だ。お高くとまれば、その瞬間に人気が落ちてしまうだろう。
そういう意味でも、俳優たちは自ら報酬の削減に応じ、制作側が経費の問題で苦しんでいるときに自ら範を示したのだ。
イ・ビョンフン監督の提言から10年が経った。
韓国ドラマは新しいスター俳優を次々に輩出して、いまだにアジア各国で高い人気を維持している。
出演料の減額に応じた俳優たちの心意気が今も生きていると言えるだろう。
文=「ロコレ」編集部
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