最近の出版界で大きな話題になったのは、東方神起が表紙になった女性誌の売り上げが予想をはるかに上回って絶好調だったことだ。紅白歌合戦にもK-POPの枠が復活した。新大久保にも人が戻ってきた。今後の韓流はどうなるのか。
冬の時代を乗り越えて
日本に韓流が定着してから15年が経つ。ドラマ『冬のソナタ』の大ヒットを契機に、日本でも韓流ファンがとても増え、ドラマやK-POPの分野で韓流スターの活躍が目立った。
新大久保には、韓国のおいしい料理を食べて韓流グッズを求めるファンが大勢駆けつけて、その人気は社会現象にもなるほどだった。
そんな韓流ブームが絶好調のときに冷や水を浴びせたのが、2012年8月の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)の言動だった。
彼は竹島(韓国名は独島〔トクト〕)に上陸して日本側を刺激し、さらに天皇陛下に対して謝罪を求めるような発言をした。
こうした言動によって、日本で嫌韓の雰囲気が起こり、それは韓流にとっても逆風となってしまった。
それが影響したのか、紅白歌合戦でもK-POPの出番がなくなり、新大久保を訪れる人も減ってしまった。韓流にとっては冬の時代が続いたのだが、最近は韓流の賑わいが戻ってきたような印象だ。(ページ2に続く)
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