自分の感情や意見をはっきりさせる
女性が我慢できないほど韓国社会の中の性差別が強かったとも言えますが、韓国の女性たちが自分たちの置かれた立場について主導的に対策を求め始めたことが大きいのです。それに対して日本では、一部の政治家やフェミニストたちが問題提起をしていますが、一般社会の共感度はあまり高まっていないという印象を受けます。
これは政治に対する姿勢でも感じられます。韓国の女性たちは政治問題に積極的に参加しています。朴槿恵(パク・クネ)を弾劾するロウソク・デモでも、若い女の子たちから主婦、中高年の女性まで幅広い年齢層の女性が旗を作り、飲み物やお弁当まで用意して参加していました。
SNSやネットで政治問題を熱く語る女性を見つけるのは今はもう普通のことで、いつもはかわいい写真ばっかりアップしているような女の子たちも、自分なりの政治的主観を持って議論しています。
ドラマや映画などの表現でも韓国の女性は自分の感情や意見をはっきりさせます。劇だけに多少の誇張はありますが、視聴者である韓国の女性たちも同感しているのですから、韓国の女性の一般的な姿だと見ていいでしょう。
文=朴 敏祐(パク・ミヌ)