人気を危うくする2つの要因
ユンソナは芸能人である。それも、名前がよく知られた人気女優の1人だ。
そういう立場の人が謝罪するときは、100%の謝罪でないと世論が納得しない。どんなに謝罪の言葉を並べても、その中に「釈明」や「弁明」のような言葉が入っていると、その部分が拡大解釈されて、ネット上で批判の嵐となる。
結局、ユンソナは再度の謝罪に追い込まれ、立場がいっそう苦しくなった。
韓国の芸能人の場合、その人気を危うくする要因が2つある。
不祥事を除くと、「国を愛する気持ちが欠けていること」と「特権階級のようにふるまってファンと気持ちがかけ離れること」の2つが、人気凋落につながる致命傷になるのである。
今回のユンソナに関していうと、2つのうちの後者の対応をしてしまった。
それでなくても、息子を有名私立小学校に通学させているということで、庶民感情では多くの人が好意的ではない。それだけに、ユンソナとしても細心の注意をはらわなければならなかったのだが……。