韓国は、鼻と目と耳と舌で感じる国だ

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自分の感性を大事にして旅を続ける

韓国では、人間そのものが最良の観光資源に違いない。
市場で楽しく花札をするアジュンマ(おばさん)、悠然とした歩きで大通りの交通を遮断するハラボジ(おじいさん)、自己主張の強さを化粧で表現するアガシ(娘)、冴えないジャンパー姿さえも流行にしてしまうアジョシ(おじさん)。東アジアのラテン系といわれるほどに陽気で騒がしい人たちが、まだ見ぬ明日よりも目の前の今日のために精一杯に生きている。




儒教という生活規範が隅々まで浸透している韓国ではあるが、そこに住む人々の考え方と行動は個性的である。それゆえに、論じることより直接触れることが、韓国を知る最良のすべとなる。
重ねて言うが、韓国は鼻と目と耳と舌で感じる国だ。しかも、これが一番大事なのだが、「感じる」のはまぎれもない「本人」である。それゆえに、韓国を旅するときは何よりも自分の感性を一番大事にしていこう。
「他人のお仕着せに喜ぶような自分じゃない」
その気持ちさえ忘れなければ、韓国は期待にかならずや濃密に応えてくれるだろう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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