「動員訓練」と「郷防訓練」と「民防衛訓練」
予備役の訓練の中身を見ていこう。
まず、現役兵を終えてから4年間受けるのが「動員訓練」だ。
この「動員訓練」は、1年間に28時間ずつ行なわれることになっている。
通常は、2泊3日の合宿形式で行なわれることが多い。その際に、銃の撃ち方などを復習する。
4年間の「動員訓練」が終了すると、次に2年間の「郷防訓練」に移る。そのときは、1年間に20時間ずつの訓練が義務づけられている。
こうして、除隊後に6年間の実技訓練を続けていく。
これでもまだ兵役は終わらない。
除隊後の7年目からは「民防衛訓練」に移る。この訓練では、召集したときにすぐ集まれるかどうかということに主眼が置かれる。そのようにして、兵務庁(兵役をつかさどる官庁)の管轄に置かれているわけだ。
一応、兵役の終わりは40歳がメドになっている。そこまで毎年のように「民防衛訓練」が続いていく。(ページ3に続く)