アワビ毒物事件
「李馨益の取り調べはまかりならぬ」
こう命令したのは、なんと仁祖自身だった。
なぜ彼は疑惑の人物をかばったのか。
その黒幕が、仁祖と趙氏だったからではないのか。
かくして、昭顕の死の真相はうやむやになってしまった。
それでも、妻の姜氏は真相を知ろうと協力者を集めた。そんな動きが仁祖と趙氏を刺激した。
事件が起こったのは、1646年1月3日のことだ。王の食膳に揃えられた料理の1つから毒物が発見されたのだ。
その料理とは、アワビの焼き物だった。(ページ4に続く)
貞明(チョンミョン)公主の生涯1!『華政』(ファジョン)の主人公
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