仁祖(インジョ)の生涯2!綾陽君(ヌンヤングン)の即位

このエントリーをはてなブックマークに追加

第2回 仁祖と世子の確執

仁祖の最初の正室は仁烈(インニョル)王后で、2人の間には4人の息子が生まれている。その長男が、世子(セジャ)の昭顕(ソヒョン)であった。しかし、仁烈王后は1635年に41歳で亡くなり、仁祖は二番目の正室として、荘烈(チャンニョル)王后を迎えた。

r4_Eo93kZ8HoeoA1487809863_1487809907

清に対する復讐心

14歳という年齢で43歳の仁祖と結婚した荘烈王后であったが、夫婦となりながら王の愛を得られなかった。当時の仁祖は側室の趙(チョ)氏を寵愛していたからだ。
この趙氏は、悪女の代名詞のような女性で、後に様々な悪事に手を染めていく。
一方、清に連れていかれた仁祖の息子たちはどうなったのか。




長男の昭顕と二男の鳳林(ポンニム)は対照的だった。
昭顕は妻の姜(カン)氏と一緒に、清での生活に満足していた。人質とはいえ、不自由はなく、夫婦は先進の文明を満喫した。2人は西洋の宣教師とも交際し、世界観を大いに広げていた。
しかし、鳳林は人質生活に不満を募らせ、清に対する復讐心を燃え上がらせた。(ページ2に続く)

貞明(チョンミョン)公主の生涯1!『華政』(ファジョン)の主人公

朝鮮王朝おもしろ人物列伝(16代王・仁祖編)

朝鮮王朝おどろき国王列伝3/仁祖〔インジョ〕

綾陽君(ヌンヤングン)とは誰なのか?『華政(ファジョン)』の登場人物

固定ページ:

1

2 3 4

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る