仁祖(インジョ)の生涯1!綾陽君(ヌンヤングン)の即位

このエントリーをはてなブックマークに追加

16代王・仁祖の誕生

1608年に即位した光海君は、王位の安定のためとはいえ、兄の臨海君(イメグン)と弟の永昌大君(ヨンチャンデグン)を亡き者にしている。しかも、宣祖の継妃で光海君にとっても義母にあたる仁穆(インモク)王后を幽閉してしまった。これによって、光海君に恨みを持つ人たちがとても多かった。




綾陽君は同志を集めて、1623年にクーデターを起こした。これが、世に言う「仁祖(インジョ)反正(パンジョン)」である。「反正」には、「悪い政治をただす」という意味があった。
クーデターを成功させた綾陽君は、光海君を廃位にして、自らが即位した。こうして16代王の仁祖が誕生したのである。
しかし、即位後の仁祖は苦労の連続だった。(ページ3に続く)

貞明(チョンミョン)公主の生涯1!『華政』(ファジョン)の主人公

朝鮮王朝おもしろ人物列伝(16代王・仁祖編)

朝鮮王朝おどろき国王列伝3/仁祖〔インジョ〕

綾陽君(ヌンヤングン)とは誰なのか?『華政(ファジョン)』の登場人物

ページ:
1

2

3 4

関連記事

  1. 『華政(ファジョン)』解説!仁穆(インモク)王后に恨まれた光海君(クァンヘグン)

  2. 光海君(クァンヘグン)!再評価される暴君

  3. 光海君の末路!廃位になった後どうなった?(歴史編)

  4. 仁祖(インジョ)の屈辱を象徴する三田渡(サムジョンド)の碑!

  5. 光海君と仁祖のライバル物語1「即位」(歴史編)

  6. 仁祖(インジョ)の生涯4!綾陽君(ヌンヤングン)の即位

  7. 『華政(ファジョン)』に登場!光海君(クァンヘグン)の実像〔第4回〕

  8. 仁祖(インジョ)!何度も王宮から逃げ出した国王

  9. 康熙奉(カン・ヒボン)が語る「仁祖(インジョ)の功罪」(前編)

PAGE TOP