2016年の韓国社会は「激動の1年」だった

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本来なら、2016年の韓国は比較的おだやかな1年になるはずだった。2017年には大統領選挙があり、2018年には平昌(ピョンチャン)冬季五輪が開催される。重要な日程が続くが、2016年には目立った行事が予定されていなかった。しかし、10月になって歴史的な激動を迎えることになった。

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権力寄りの検察

「現在の韓国は民主的に後ずさりしている」
このことを実感していた人が増えていた。
李明博(イ・ミョンバク)政権と朴槿恵(パク・クネ)政権。保守派の大統領が続き、表現の自由を脅かすような風潮が強まり、社会を覆う空気が重苦しかった。
顕著だったのが、検察の動きだ。




もともと検察は権力寄りだったが、保守派の大統領が続いて、その傾向がさらに強くなっていた。
「検察は権力の犬」
そう吐き捨てる若者たちの声を何度聞いたことか。(ページ2に続く)

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