教授自身が身代わりに!
チョン・ユラは名門の梨花(イファ)女子大学に2015年に推薦入学を果たしているのだが、ここでも不正が堂々と行なわれている。
彼女が梨花女子大学に入学できたのは、2014年の秋に仁川(インチョン)で開催されたアジア大会の乗馬団体で金メダルを取ったからなのだが、その獲得日は推薦入試の願書の締め切り後だった。
つまり、チョン・ユラは本来なら推薦入試を受ける資格がなかったのに、特別待遇で受けさせてもらえることになった。さらには、面接委員があえて一部の学生の評価点数を落とし、チョン・ユラが合格できるように操作した。
結局、入学にふさわしくない学生が名門女子大学に入ってしまった。
その結果、入学後にも連鎖的に不正が続くことになった。チョン・ユラは8つの科目の講義に一度も出席しなかったのに、平然と単位を取っていた。そればかりか、教授自身がチョン・ユラに成り代わって課題を提出しており、欠席続きの学生を助けるために、大学ぐるみで不正が行なわれていたことも明らかになっている。(ページ3に続く)