朴槿恵(パク・クネ)大統領は早期に辞任する意向を示したが、韓国の人々の怒りは一向におさまらない。こんな騒動の中で、ドラマ制作者たちも必死に「次の一手」を考えているはず。この騒動を契機に、韓国ドラマがグッと面白くなる!?
両極端が韓国ドラマのツボ
起こりそうもないことを、現実に起こるかのように作るのが韓国ドラマの大きなポイントになっている。
面白くする要素は2つ。
1つ目は、厳しい境遇から成り上がっていって自分の望みを叶えるということ。2つ目は、特権を持っている裕福な人が転落すること。この2つが、ドラマを面白くしていて、一般の視聴者の共感を得ている。
たとえば、多くのドラマでは、主人公が一番下のレベルから苦労して成り上がっていく過程が描かれる。その一方で、生まれながらにして家庭環境に恵まれた人が性格の悪さから落ちぶれていく。この両極端こそが、韓国ドラマのツボなのだ。(ページ2に続く)