義務警察の重要性
韓国でも、労使紛争の際の抗議運動を除けば、デモがすっかり少なくなった。
それにともなって義務警察がデモ隊の管理で出動する機会は極端に減ったが、今度ばかりはそうもいかない。
朴槿恵大統領が国政運営の際、怪しげな友人に忠告を受けていたことが明らかになった。国家機密的な文書もこの民間人に渡っていたとされる。この失態に国民が怒り、11月に入ってから大規模が退陣要求デモが起こっている。
数万人が集まるデモとなれば、動員される義務警察隊員も非常に多い。彼らは黄色い職務服を着ているのでよく目立つ。
さすがに、芸能界出身のスターは同じ義務警察でも広報団に入ることが多いので、デモ隊を管理する義務警察隊員の中にいる可能性はほとんどないだろう。それでも、義務警察隊員の任務の重要性というものを今回の退陣要求デモはしっかり教えてくれている。
文=「ロコレ」編集部