義務警察が2023年までに廃止されると芸能界にどんな影響が?

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韓国の男子には兵役の義務があるが、軍隊に入隊しないでも兵役を全うする代替制度がある。その1つが義務警察に入ることだ。しかし、この義務警察が2023年までに廃止されることが決定している。その影響は芸能界にどのように及ぶのか。

写真=韓国陸軍公式サイトより




特技を持った義務警察

義務警察は、現役兵の軍務の代わりになる制度として定着し、過去にも多くの芸能人が所属していた。
具体的には、東方神起、超新星、SUPER JUNIOR、JYJなどのメンバーが義務警察で兵役を全うしている。
義務警察の母体は1971年に作られた戦闘警察。北朝鮮のスパイ摘発やデモの鎮圧が主な任務だった。
その戦闘警察から派生して1982年に義務警察が誕生。常に人員不足に悩まされる地方警察を補助してきた。
なお、厳密に分類すると、義務警察には「一般の義務警察」「特技を持った義務警察」「独島(トクト/日本では竹島と呼ぶ)の警備隊」の3種類があり、常に応募者が多いので選抜試験は高い倍率になる。




中でも、「特技を持った義務警察」のジャンルの中に芸能がある。つまり芸能で優れた資質を持った人は、それが特技と認められて義務警察に合格する可能性が高いのだ。そういう意味で、芸能人がどんどん義務警察に入っていたというのは理にかなっていた。
(ページ2に続く)

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