戦闘警察は2013年に廃止
1970年代から80年代にかけて、韓国では反政府のデモがひんぱんにあったので、戦闘警察はとても出番が多かった。
その戦闘警察から派生する組織として、1982年に義務警察が作られている。
以後、義務警察は全国の警察官の不足を補う形で、隊員を兵役対象者から集めた。
1987年に韓国が民主化されてからは、反政府のデモも次第に減っていった。それにともなって、戦闘警察も義務警察もデモ隊の管理のために出動する回数がどんどん減っていき、戦闘警察は時代に合わなくなって2013年に廃止された。
その代わり、義務警察は人員を増やして、交番勤務、交通整理、一般警察官の補助という任務をこなしている。(ページ3に続く)