夏こそ行きたい!韓国南部の旅3

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活きがいい魚が多かった

残念ながら刺身を断念

魚を見て回る度に、威勢のいいアジュンマから盛んに声を掛けられる。けれど、一人旅の途中に活魚を買ってもどうにもならない。

「大丈夫、ホラ、食べるところがあるから」

そう教えられて端を見ると、湯気がもうもうと上がっている。観光客が大勢で鍋を囲んでいるようだった。

<うまいだろうなあ>

鯛でも平目でも、刺身を堪能したあとに鍋でしめれば最高の食事だ。

けれど、1人で1匹さばいてもらっても食べきれない。大勢の団体客の中でポツンと1人で食事をするのも侘しい。自分の立場をわきまえているので、しばらく食堂の賑わいを羨ましげに見たあとで、踏ん切りをつけて外に出た。




すぐに、漁船がズラリと係留されている漁港に出た。このあたりは日本の漁村の風景と変わらない。波に応じて船が時間差で揺れている光景は、小学校時代の朝礼時のふぞろいな整理体操を思わせた。てんでばらばら、というのも、なんだか微笑ましい。

漁港の前の大通りを渡ると、そこは市場になっていた。細い道の両脇に、食料品の店が重なるように軒を並べている。魚と肉が入り交じった臭いにあおられて奥まで進むと、市場が尽きたところに小さな書店があった。

看板には「国際書林」と出ている。韓国では、名は体を表さない。あきれるほど大げさなネーミングが横行している。この書店もその一つか。小さな書店のどこが「国際」の名にふさわしいのかを確かめるために入ってみた。(ページ3に続く)

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