兵役期間中の有効な勤務場所
釜山警察広報団の公演回数は2014年度が130回だった。これは、3日に1回以上の割合であり、広報団の出番がかなり多いことがわかる。今後はジヒョクも広報団に入って、ステージでパフォーマンスを披露していくことになる。当然ながら、練習と公演で多忙をきわめるだろう。それでも、社会貢献という意味では、やり甲斐をもって活動に専念できるはずだ。
義務警察隊員が地方警察庁所属の広報団に入るというと、最近の例では、東方神起のチャンミンや「SUPER JUNIOR」のシウォンがソウル地方警察庁の広報団に入っている。
芸能兵という制度が2013年に廃止になってしまったあと、芸能人が兵役を履行するうえでは義務警察の広報団が有力な活動組織になっている。歌、踊り、楽器演奏を通して常に音楽に触れられるだけに、広報団はK-POPのスターにとって兵役期間中の有効な勤務場所といえるだろう。
なお、義務警察に所属する期間というのは、陸軍の現役兵となった場合と同じ21カ月である。これは新兵訓練の期間も含むことになっている。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
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