康熙奉(カン・ヒボン)の「日韓が忘れてはいけない人1」

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資料館では陶磁器の作業場を人形で再現していた

陶磁器に魅せられた兄

兄の伯教は、1884年(明治17年)に現在の高根町で生まれた。山梨県師範学校を卒業したあと、山梨で小学校の教壇に立っていたが、その頃から民芸品や古陶器に興味を持ち、その過程で朝鮮の陶磁器に関心を寄せた。

「朝鮮の地に行けば、きっとすばらしい陶磁器を探せるだろう」

そんな思いが募り、ついに伯教は1913年に日本の植民地だった朝鮮半島へ渡った。幸いに、京城(現在のソウル)で尋常小学校の教師の職を得た。

念願だった朝鮮陶磁器の研究にも拍車がかかる。その中で、彼が最も愛したのは白磁だった。




もともと、伯教は高麗青磁に魅了されていた。しかし、高麗青磁はあまりに高価で、簡単に手に入れることができなかった。

気持ちがふさいでいるとき、たまたま道具屋の前を通り、雑然と置かれた品々の中に、電灯を浴びて白く輝く壺を見つけた。

……その美しさを何に例えたらいいのか。

伯教がその壺を買ったとき、彼の運命も決まった。

その当時、白磁は高麗青磁に比べると評価が低く、手頃な価格で買い求めることができた。

以後、伯教は白磁の蒐集家となり、その研究家として生涯を送ることになった。(ページ4に続く)

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