兵役の世界というのは、韓国の男子にとって「不思議な国」だ。未知数で、不安が先走り、ドキドキする世界なのである。話には聞いていても、経験したことがないのだから、「不思議な国」だと思ってしまうのも仕方がない。そんな場所で2年近くを過ごしたソンジェが、ついに戻ってきてくれた。
感無量のステージ
ソンジェにとっても、兵役に入る前は不安が大きかっただろう。超新星の他の5人と離れてしまうという寂しさもつらかった。
しかし、すべてをやり終えて、ソンジェは5月に戻ってきた。入れ代わるように、超新星の4人が兵役に行ってしまった。
これが現実とはいえ、まだまだ辛抱の日々は続く。
そんな彼を温かく迎えてくれたのが、7月19日の大阪公演に駆けつけてきたファンたちだった。
「2年というブランクがあったので、多くの方が来てくれるだろうか、と心配していましたが、空席がないほど会場を埋め尽くしてくださったので感動しました」
そう言って、ソンジェはファンに感謝した。
同じように、7月21日には東京公演があり、ファンがソンジェの復帰を心から喜んでくれた。
感無量とは、この日のソンジェのためにある言葉だった。(ページ2に続く)