ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第16回〕

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みなぎる意欲

2004年4月の日本訪問以来、公の場に出てこなかったペ・ヨンジュンは、その年の11月に「朝鮮日報」のインタビューを受け、「これからは積極的にいろいろなことをやってみたい」と力強く宣言した。ホ・ジノ監督と組んで新しい映画に出るにあたり、意欲がみなぎってきたのである。

そのインタビュー記事は、2004年11月19日付けの「朝鮮日報」に掲載されたが、ペ・ヨンジュンの発言の中に、日本のファンの間で微妙な議論が起こるようなものがあった。それは、記者が「冬ソナ後の日本の反応を予想しましたか? なぜ、あのように日本人から好評を博したと思いますか」と尋ねられたときの答えだった。




「まったく予想していませんでした。このドラマは、韓国でも他のアジアの国でも人気がありました。特に、日本で凄い人気を受けましたが、このドラマを支持してくれた方々を取り巻く環境が寂しくて索漠としているからでは……。昔のことを追憶したかったのではないかと思います。事実、世の中はとても寂しいものではありませんか」

このとき、日本のファンのことを「寂しくて索漠としているからでは……」と言っているが、この部分にショックを受けた人がいたことも事実だ。

しかし、ペ・ヨンジュンは決して日本のファンだけを「寂しいから」と決めつけたわけではない。それは、続いて発した言葉によっても明らかだ。
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ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔最終回〕

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