韓国女性の生き方〔第8回〕

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余震が本当に恐ろしかった

テレビをつけたら信じられない光景に言葉が出ませんでした。こういう災難がまさか先進国の日本で起きるなんて信じられませんでした。

目を疑いました。日頃優しい自然に不意打ちを食らった気持ちがしました。人間は自然の威力の前にどれだけ無力な存在なのかを改めて感じるようになりました。

翌朝、実情を知った母から心配の電話をもらいました。帰って来いという催促でした。このとき、韓国から日本に来ていた人たちが大挙して帰国したそうですが、地震がない国の人間としては、余震が本当に恐ろしかったのだと思います。




大震災や原発事故では米軍も支援してくれました。私自身も米軍に依存する部分がありました。韓国では駐留米軍がいろいろな社会問題を起こしてきたので、反米のデモも随分と起こりました。

私も米軍の撤退を望んでいたはずなのに、いつのまにか頼りにするなんて、ちょっとジレンマに陥りましたが、そういうことを言っている場合ではなかったのです。

そして、大震災や原発事故において、こんな緊急事態でも日本人は秩序をきちんと守る、というのが韓国人である私の個人的な感想です。

ある学者が述べていたように、「日本は洗練された社会主義の国」という表現がなんとなくわかるような気がしました。

文=スヨン

韓国女性の生き方〔第9回〕

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