ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第11回〕

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恩人に報いたい

恩義のある2人のPDから出演依頼を受けて、ペ・ヨンジュンも大いに迷った。

ここで、もし、ペ・ヨンジュンがMBCを選んでいたら、果たしてその後の韓国ドラマの展開はどうなっていただろうか。

日本で韓流ブームが起きたきっかけは、誰もが指摘するように、『冬のソナタ』の放送だった。特に大きかったのはペ・ヨンジュンの主演ということ。彼のたぐいまれな魅力が韓国ドラマのイメージを飛躍的に高めたことは間違いない。

けれど、もし『冬のソナタ』がペ・ヨンジュンの主演でなかったとしたら……。

おそらく、日本での韓流ブームも違ったものになっていただろう。それだけに、ペ・ヨンジュンが『冬のソナタ』への出演を決断したことが、本当に大きな分岐点になった。




それでは、なぜ、ペ・ヨンジュンはKBSを選んだのか。

2人のPDを比べるわけではないが、やはりデビュー時に自分を育ててくれた人は特別なのである。その恩に報いたいという気持ちも強かったし、俳優としての自分自身の成長を名監督に見てもらいたい、という思いも募っていた。

それゆえ、シナリオをまだ読んでいないにもかかわらず、ペ・ヨンジュンはユン・ソクホ監督の作品を選んだのだ。

同時に、チェ・ジウとの共演も心強かった。1996年に『初恋』で共演しているとはいえ、当時はまだ2人とも新人に近い立場だった。それから5年。名実ともにトップ俳優となったペ・ヨンジュンとチェ・ジウの共演はメディアでも大々的に報じられて、大いに注目を集めた。

(次回に続く)

文=康 熙奉(カン ヒボン)

ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第12回〕

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