ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第11回〕

このエントリーをはてなブックマークに追加

3つの分かれ道

2001年10月3日に帰国したペ・ヨンジュンは、早い段階で次のステップを選択しなければならなかった。

彼が不在の間、映画やドラマの関係者から数多くの出演依頼が届いていた。その中で、ペ・ヨンジュンが最も関心を示したのがKBSとMBCからの提案だった。ただし、成均館(ソンギュングァン)大学に在学中だっただけに、学業に専念したいという気持ちが強かったのも事実で、ここからペ・ヨンジュンの葛藤が始まった。

そのあたりの事情を、2001年10月9日付けの「イルガン・スポーツ」は次のように報道している。

「トップスターのペ・ヨンジュンが分かれ道に立った。それも、3つの行き先について葛藤しているのだ。まずは、学業に専念すべきなのか、あるいは、俳優活動を再開すべきなのか。しかも、俳優活動をするなら、KBSとMBCのどちらかを選ばなければならない。苦悩は深いと言える」




「1998年に成均館大学の映像学科に合格が決まってから、しばらく俳優活動を中断して学業に全力を尽くしたペ・ヨンジュンだけに、授業に出席することも俳優活動に劣らないほど重要なことなのだ。けれど、放送・映画界から注がれる愛情も非常に大きいので、簡単に心を決めることができない」

「もし次回作を決めようとしても、苦悩はまだ続く。KBSドラマの『愛の挨拶』で彼をスターダムに押し上げたユン・ソクホ監督が、来年初めに予定しているミニシリーズでペ・ヨンジュンと一緒に仕事をすることを望んでいるのだ。また、MBCのキム・サヒョンPDも、同じ時期に放送されるミニシリーズでペ・ヨンジュンが主演することを願っている。恩人とも呼べるユン・ソクホ監督と、義理があるMBCとの間で、葛藤するしかないような状況なのである」
(ページ3に続く)

ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第12回〕

固定ページ:
1

2

3 4

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る