間違いなく代表作!『テバク』で見事に変身したチャン・グンソク

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体当たりの演技

韓国では3月28日からSBSで『テバク』の放送が始まった。

第1話の冒頭の場面。雪が強く降る中で、成人したテギル(チャン・グンソク)が、反乱を起こす李麟佐(イ・インジャ/チョン・グァンリョルが扮している)と厳しく対峙していた。

このときのチャン・グンソクの演技は迫力があった。

「今までとは違う」

多くの視聴者がそう思ったことだろう。

何が違ったのか。一言で言えば「覚悟が備わっていた」ということだ。

「この『テバク』で評価を得られなければ俳優をやめざるをえない」




そんな切羽詰まった“背水の陣”をチャン・グンソクが匂わせていた。ドラマでは、凍えるような寒さの中で精悍な表情を見せていたが、そのときに見せた強い意志は、チャン・グンソク自身の決意の表れだったのだ。

このように、彼の覚悟を見せつける場面は『テバク』には随所にあった。

たとえば、第4話のエンディング。テギルの父親が息子を守るために命を落とし、それを契機にテギルは生まれ変わり、蛇に必死に食らいついて野人のように生きていく。

まさに極限状態に置かれたテギルをチャン・グンソクは体当たりで演じた。

かつて「ラブコメの貴公子」と呼ばれた華麗な姿はない。

むしろ、ドロくさくて粗野だ。しかし、そんな姿をさらしてまで、チャン・グンソクは『テバク』に賭けていた。(ページ3に続く)

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