本領を発揮できる階級
「下級レベル」は軍隊の中でも常に雑務に追われ、休憩時間でも自分で自由になる時間をあまり持てない。また、軍務でも少しの失敗で上官から叱責される。精神的にも辛い時期を過ごさなければならないのだ。特に、一等兵は軍隊に慣れない二等兵を管理する役割も務める。
「軍隊時代は一等兵が一番大変だった」
そう語る兵役経験者も多い。
一方の「上級レベル」。すべて「下級レベル」が動いてくれるので、口だけを動かしていれば何でも用が足りる。また、軍隊生活にも慣れてきて、精神的に随分とゆとりができてくる。
さらに、「兵役も半分が過ぎて除隊が近づいてきた」という希望も見えてくる。上等兵になれば、「一等兵の頃とは余裕がまったく違う」と誰もが思うことだろう。
特に、チャレンジ精神が旺盛なユンホが上等兵に昇級する意味は大きい。それは、休憩時間を含めて、雑務に悩まされないで自分の自由になる時間を多く持てるからだ。
軍楽隊に所属しながら射撃と体力で超一流であることを示す特級戦士になったユンホ。まさに努力の賜物である。
これからは気兼ねなく自分の能力開発に集中できる。まさに、「素敵な怪物になって戻ってくる」という彼がいよいよ本領を発揮できる階級になったのだ。