3泊4日の休暇がもらえる
昨年7月21日に入隊したユンホ。10カ月近くの軍隊生活を経てきたわけだが、適応力に優れた彼は晴れの特級戦士に選ばれた。
この特級戦士は、どうすればなれるのだろうか。
師団ごとに選抜基準が異なるのは事実だが、一般的には次のような条件がある。
〔戦闘技術〕射撃訓練で20発中、18発を的に命中させる
〔体力測定〕・2分間に腕立て伏せを72回以上
・2分間に上体起こし(腹筋)を82回以上
・3キロメートルを12分30秒以内に走る
こうした条件をクリアして、非常に優秀だと認定されると、特級戦士に選抜されるのである。
この特級戦士は、兵役中の兵士の誰もがあこがれる特別な存在だ。
褒美もある。基本的に4泊5日の褒章休暇をもらえることになっている(師団によって3泊4日の場合もある)。
もともと、陸軍の休暇制度の根幹は「年暇」である。入隊6カ月後に10日間、入隊12カ月後に9日間、入隊18カ月後に9日間もらえる。合計で28日間だ。
ユンホの場合は、すでに最初の「10日間」の休暇を取っており、次は7月頃に2回目の年暇をもらえる予定になっていた。
しかし、特級戦士になったことで、7月を待たずに4泊5日程度の休暇をもらえることになりそうだ。(ページ3に続く)