スピーディーな展開に目が奪われる?
前ページで『獄中花』序盤成功のポイントを分析してみたが、それはあくまでも初回に限った話。初回だけ視聴率が高く、以降はドンドンと下がる作品も珍しくない。
しかし、『獄中花』はそうした下馬評を覆して、第2回には20%の視聴率を記録している。
イ・ビョンフン監督の前作『馬医』が第30話でようやく20%を超えたのを考えると、格段に速いペース。この時点で大ヒットを予感させる。
第2話でこれだけの数字を叩き出せたのは当然、第1話の面白さが群を抜いていたからだ。
第1話では、朝鮮時代に囚人を管理する部署である典獄署(チョンオクソ)で生を受けたオンニョが成長して、典獄署で働くまでが描かれている。物語の面白さや登場キャラクターの多様性など見るべきものが非常に多いのだ。
特に、たった1話の間で誕生から15年分の時間を一気に消化したスピーディーな展開は、最近の時代劇の中でも異例の速さ。そうした部分も視聴者の目を引く結果につながった。
イ・ビョンフン監督の作品といえば、これまでも多くが日本で放送されている。序盤からハイスピードで駆け抜ける本作も、いずれ日本で放送されるのは間違いないだろう。今からチェックしておくべきだ。
文=ロコレ編集部
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