チャン・グンソクが『テバク』を代表作にするために必要な3つの条件

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これは大きなチャンスだ

3月28日から放送が始まった『テバク』。第10話まで見てきて、惜しいと思うことはいくつもある。ストーリー、キャスティング、撮影日程……。用意周到の制作準備期間を持てなかったのかもしれない。制作費が日本よりずっと少ない韓国の宿命と言ってしまえばそれまでだが……。

それでも、『テバク』は水準以上の出来を維持している。というより、第9話から見違えるように面白くなってきた。もともとベテランの男優陣の演技は卓越していたが、チャン・グンソクとヨ・ジングがそこに加わって、ストーリーに厚みを加えられるようになった。

とりわけ、チャン・グンソクの存在感が増してきた。彼だけ特別扱いで髭をつけていないのが気になるが、その点を除けば、チャン・グンソクは間違いなくドラマを引っ張っていける「正真正銘の主役」になった。




彼も十分にわかっている……こんなチャンスは滅多にない、と。

果たして、何がチャンスなのか。それは『テバク』というドラマが持つ特殊性に起因している。

一つは、ドラマの設定が既存の概念を打ち破っていることだ。「王子が捨てられてイカサマ師になり、王に対して国を賭けた一世一代の大勝負を仕掛ける」という物語は、おそらく韓国時代劇でも初めてと言えるほどの壮大なスケールを持っている。

加えて、チェ・ミンス、チョン・グァンリョル、イ・ジェヨンといった名優がこぞって共演している。チャン・グンソクが過去のラブコメで共演した俳優とはレベルが違いすぎるのだ。そんな中で主役を張れるというのは恵まれすぎている。

こうしたことを踏まえて、私は「チャンス」と言ったのである。(ページ3に続く)

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