突発的な入隊だけは避けたい
チャン・グンソクの場合は大学院に通っていたので、学業という「兵役延期の王道」となる理由を持っていた。
しかし、芸能活動だけでは兵務庁の意向1つで延期が認められないケースも考えられる。事実、イ・ジュンギが次の作品も決まっていたのに、兵役延期が兵務庁から許可されなかった。結果的に、彼は作品をキャンセルして急に入隊せざるをえなかった。
そうした事例が他の韓流スターに起こらない、という根拠は何もない。むしろ、起こりうることなのである。
今年いっぱいはチャン・グンソクも29歳扱いなので、兵役延期が兵務庁で許可されると思うが、来年はわからない。もしかしたら、兵務庁から入隊を指示されるという事態にもなりかねないのだ。
チャン・グンソクほどの大スターなら、そういう突発的に追い込まれるような入隊は絶対に避けたい。綿密な日程管理のもとで、最良の時期に堂々と入隊したいものだ。
そう考えると、兵役を延期できるのも今年いっぱいと考えたほうが自然だ。
かつて「兵役は芸能人の墓場」と言われ、空白期間の間にスターの人気が落ちるという傾向があった。しかし、今は時代が違う。むしろ、立派に兵役をつとめあげることで、ファンからさらなる信頼を得られることが多い。
そのあたりは、チャン・グンソク自身がよくわかっていることだろう。彼の今年中の入隊は現実味を帯びた話なのである。
(文=康 熙奉〔カン ヒボン〕)
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