テーマ2.韓国時代劇視聴率ランキング
韓国版Wikipediaである「ナムwiki」によると、韓国時代劇の本数は100本を超えることがわかった。
さらに、その内の3作品は全体の視聴率ランキングにも入賞している。また、上位10作品のすべてが視聴率40%を超えていることからも、時代劇人気の高さが伺える。
そうした韓国時代劇の中でも、1位の『ホジュン』の人気は別格といえる。この作品の放送当時は、放送時間になると街から人が消えるとまで言われるほどだ。
『ホジュン』を手掛けたのがイ・ビョンフン監督。後に『チャングム』『トンイ』『イ・サン』など、数多くの名作を手掛けた韓国時代劇の巨匠である。
そんなイ・ビョンフン監督の最新作は、4月30日から放送予定のMBC『獄中花(オクチュンファ)』。『ドクター異邦人』のチン・セヨンと、久しぶりのドラマ出演になるコ・スの主演で放送される。今から放送が待ち遠しい。
一方、時代劇のランキングも全体的に90年代後半から2000年代前半が多い。
その中で大健闘しているのが、キム・スヒョン主演の『太陽を抱く月』だ。特に注目したいのは、本作は韓国時代劇として朝鮮王朝時代の舞台設定を借りているが、登場する人物や事件もすべてフィクションという部分。架空とは思えないような緻密な世界設定は、是非一度見てほしい力作である。
また、『太陽を抱く月』以降、架空の朝鮮王朝を舞台にした作品が増えてきていることにも注目したい。
(文=ロコレ編集部)
韓国時代劇歴代最高視聴率トップ10※AGBニールセン調べ
1位『ホジュン~宮廷医官への道(MBC)』63.7%(1999年)
2位『太祖王建(KBS)』60.2%(2000年)
3位『宮廷女官チャングムの誓い(MBC)』57.8%(2003年)
4位『女人天下(SBS)』49.9%(2001年)
5位『朱蒙―チュモン―(MBC)』49.7%(2006年)
6位『龍の涙(KBS)』49.6%(1996年)
7位『王と妃(KBS)』44.3%(1998年)
8位『善徳女王(MBC)』43.6%(2009年)
9位『張禧嬪(SBS)』42.9%(2002年)
10位『太陽を抱く月(MBC)』41.3%(2012年)