傑作時代劇『三銃士』をより楽しむ2[稀代の奸臣キム・ジャジョム]

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

NHKBSプレミアムにて大好評放送中の韓国時代劇『三銃士』。ドラマをより楽しむために、当時の歴史を振り返る。第2回は国を犠牲に出世を続けた奸臣キム・ジャジョムの生涯を辿る。

TDCE5H7XZGR6WW5UBCXU

 

“仁祖反正”での功績

朝鮮王朝518年の歴史のなかでも随一の奸臣といわれるキム・ジャジョム。自らの栄達のために国を何度も窮地に追い込んだ彼は、後世のドラマや映画に登場するときは『花たちの戦い』や『華政』のように悪役として描かれることが多い。それは、本作『三銃士』でも同様だ。なぜ、キム・ジャジョムが韓国で稀代の奸臣と呼ばれるのか。彼の生涯を見てみよう。




キム・ジャジョムは、16代王・仁祖(インジョ)が15代王・光海君(クァンヘグン)を廃位にしたクーデター“仁祖反正”で功臣として遇された人物だ。しかし、彼は“仁祖反正”において直接的な功績をあげたわけではない。

キム・ジャジョムが高く評価されたのは、光海君の信頼をもっとも受けていたキム尚宮(サングン)に多大な賄賂を送ったことだ。実は、仁祖の反乱計画は事前に漏洩したことがあった。キム・ジャジョムはキム尚宮に賄賂を送ることで、その事実を見逃すように頼んだのだ。光海君は、全幅の信頼を寄せていたキム尚宮の言葉を信じて、事態の追求を怠った。その結果、“仁祖反正”は成功して仁祖は16代王となり、キム・ジャジョムは一等功臣として高い地位を得た。

(次ページへ)

ページ:

1

2 3

関連記事

  1. 珠玉のドラマ探訪14『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』

  2. 『ワン・デイ』に主演したキム・ナムギルの演技に魅せられた

  3. 『ディア・マイ・フレンズ』はレジェンド俳優が集結して本当に面白い!

  4. 社会派ドラマの名作『アルゴン』

  5. 再会した男女の愛を美しく描く『花様年華~君といた季節~』

  6. 大作映画日本上陸!『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』

  7. 今年上半期の話題作3『私たちのブルース』

  8. 珠玉のドラマ探訪3『無法弁護士』

  9. 最新公開映画紹介!『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』

PAGE TOP